中国の鉄鋼業界の操業は概ね安定している

中国通信社、北京、4月25日(阮玉林記者)-中国鉄鋼工業協会の屈秀立副会長兼秘書長は25日北京で、今年初め以来、中国鉄鋼業界の操業は概ね安定しており、第1四半期は好調なスタートを切ったと語った。

屈秀麗氏は、今年第1四半期の鉄鋼業界の運営について、暖房シーズンの生産ピークのずれ、疫病の散発的かつ頻繁な発生、人員と資材の流通の制限など、複数の要因が重なり、市場の需要が相対的に弱く、鉄鋼生産が低水準にあると述べた。

公式データによると、中国の第1四半期の銑鉄生産量は2億100万トンで、前年同期比11.0%減少した。鋼材生産量は2億4300万トンで、前年同期比10.5%減少した。鋼材生産量は3億1200万トンで、前年同期比5.9%減少した。日産量の観点から見ると、第1四半期の中国の鋼材日産平均量は274万2000トンで、前年同期比で大幅に減少したものの、昨年第4四半期の247万3100トンの日産平均量を上回った。

中国鉄鋼工業協会のモニタリングによると、第1四半期の国内鋼材価格は上昇傾向にあり、中国鋼材価格指数(CSPI)の平均値は135.92ポイントで、前年同期比4.38%上昇した。3月末の中国鋼材価格指数は138.85ポイントで、前月比2.14%、前年同期比1.89%上昇した。

屈秀麗氏は、次の段階では、鉄鋼業界は感染予防・抑制にしっかりと取り組み、市場の変化に積極的に適応し、供給確保の使命を果たし、鉄鋼業界の自主発展を実現し、関連業界の共同繁栄を積極的に推進するという3つの重点任務をしっかりと達成し、鉄鋼業界の高品質な発展を促進し、新たな進歩を遂げるよう努めると述べた。

同時に、業界の安定運営の確保に努め、「通年粗鋼生産量前年比減少」という目標の実現を確実にするために、積極的に有効な措置を講じる。「生産安定、供給確保、コスト抑制、リスク防止、品質向上、利益安定」という要求に基づき、国内外市場の変化を綿密に追跡し、経済運営の監視・分析を継続的に強化し、需給バランスを目標とし、業界の自律性を強化し、供給弾力性を維持し、供給確保と価格安定を基盤として、業界全体の安定運営の促進に努める。


投稿日時: 2022年4月26日